まさかの事故
14日には雪がじゃんじゃか積もって、こたメイは大喜びで外を駆け回った。
翌、15日夜「こたろうがおもちゃを飲み込んだ」の電話。
夜のドッグランでの出来事らしい。
キャッチー&リリースはこたろうの得意技。
飲み込むとは思えなかった。
クローズしたドックランの柵を乗り越え、積もった雪の上に、そのおもちゃが落ちていてくれと願いながら懸命に探すも見当たらず。
結局、救急病院でレントゲン。
胃袋にあった。
他犬の忘れ物のおもちゃ。
こたろうが強く執着するタイプのものだった。
飲み込んだオモチャの大きさから「胃の開腹手術」になった。
健康な体に麻酔手術をすることになり、小さな命の悲鳴が聞こえてくるようだった。
3日間の入院。
会社で仕事をしている間も、こたろうの寂しがる声が聞こえて来た。
18日夜に退院。
発狂せんばかりの興奮で、喜んで甘えて、きゅんきゅん泣いた。
帰りの車では、あっという間に眠り始めた。
退院から今日で3日目。
体に大きな傷。心も相当に痛んだのだろう。
未だにテンションが低く、目にいつものキラキラが戻らない。
時間をかけて、ゆっくり向き合って行かなければならない。