保護犬を家族に迎えて

先住犬のこたろうは我が家に生後6カ月でやってきた。

保護犬とはいえ人間に乱暴に扱われたことなど無く、幸せな生い立ちだ。









一方のメイ(ラブラドール)は3歳まで繁殖犬として飼われていた。

人間との交流が皆無だった事。
餌には不自由していなかった事。
散歩の経験が乏しい(無い)事。
雄犬に無理やり交尾させられていた事。




犬は話が出来ないけど、行動が全てを語る。

何に対しても自信のない、表情の無い犬だった。


でも、変わってきた。

人に寄り添う事がこの犬の幸せ。

そして、こたろうを慕って「追っかけ」をしている。

メイはこれからも時間をかけて変わっていくだろう。





保護犬を迎え入れたその日から「バラ色の犬生」が始まるのでは無い。
犬は深く傷ついている。


過去の体験と新しい環境に戸惑いながら、必死にもがいて生きて行くうちに、小さな幸せを見つけるのだ。

動物は健気でいとおしい。











aloha